TYPE-MOONコミックエースがおもしろい


TYPE-MOONコミックエース(https://web-ace.jp/tmca/


 もう開始して半年くらいは経ってるのかな?いやまぁ自分はつい最近このサイト知ったばかりなんだけど、型月コミカライズ作品のポータルサイト&週ごとに最新話を期間限定無料公開ってことをやってます。アニメだとわりとメジャーな手段といえるし、他にもWeb連載というかたちで読めるマンガは増えてるけど、そういう感じでネットで無料で少しづつ読めるようになってます。
 まぁ型月のコミカライズ作品というのは本当にたくさんあるんで、正直こういうサイト無しで把握しきっている人はほとんどいないと思う。
 そのうえ、作品によって出版社が違ったりするから、最新話を無料限定公開っていうのは今までもあったけど、読みたい作品ひとつだけのために登録しろとか出ると、あ~めんどくせぇ~ってなる気持ちのほうが強くなっちゃって止まっちゃうというか、まぁ最近は登録を要求しちゃうと帰っちゃう人がやっぱ多いのか、わりと登録なしで普通に読ませてくれるところが増えてきた印象もあるけど、やっぱ作品数の多さからこういうポータルサイトがあるってのはいいことだと思う。あ、このサイトも登録無しで読ませてくれます。
 まぁこのサイトはカドカワのサイトで、カドカワは型月がわりとぱっとしない時期もコミカライズを繋いできた(まぁアニメとかで上手く話題を繋ぐことができたのも要素としては大きいとは思うが)実績もあるんで、このサイトだけで読める作品がかなり多いし、他の出版社の作品もバナーで案内しててその先で読めるようになってる作品もある。
 わりとこうユーザーが管理というか把握みたいなことに労力を使わずに楽しめるのは、単純にすごい良いなぁって思う。

 まぁ頭数揃えるのが目的なのか、わりと古い作品とかもあるんだけど(絵柄のクドさのベクトルに古さを感じるとか…いやまぁあえてどれがとは言わんが…)そういう作品が並んでることに関しては、自分としてはむしろ加点ポイントだと思う。
 例えば、真月譚月姫とか、高い評価を得て完結まで走りきった作品だけど、その完結したのがもう10年前、全10巻。
 月姫ってわりと今の環境でどういう作品なのかを知るのにあんまり良メディアが無い気がするんだけど、コミカライズっていう手に取りやすい手段ですら10年前完結、全10巻の作品を今からドーンと買って読もうとはまず思わないんじゃないかなぁと。
 そうして考えると、限定公開のかたちでちびちびと、つまみ食いの感覚で読める機会があるってのは実に良いことだと思う。ちなみに作者の佐々木少年はFGOだと風魔小太郎とかエミヤオルタとか描いてる人ですな。そういう繋がりなんかもおもしろいポイントだと思う。

 まぁ実は月姫ってFGOと世界観としては共通なんだけど、FGOと重なる部分がそんなに多くは無かったりする。
 キャラクターの能力が突然変異みたいな感じのが多くて、そのキャラクターが魔術の家系でそういう能力を結果的に持っているんだけど、あんまり本人は能力や家系のことは話したがらないというか。設定的には魔術ベースなんだけど現代舞台の超能力ものって感じすな。空の境界よりさらにもうちょっと魔術要素が少ない(キャラクターがあまりその方向で語らない)感じがする。
 そういうあたり、FGOのイメージ前提で手に取ると「なんか思っていたのとちょっと違うぞ」って感じる人もいるかもしれないし、ちょっとそこは単純にオススメしていいのか悩む部分はある。だからまず、構えて過去の名作に触れるていうよりは、もっと気楽につまみ食い感覚で読んでみるのがいいんじゃないかなって思う。

 ヲタクっていうのは自分も含めて、こういうのはどうも「読むなら最初からちゃんと」って意識に向きがちで、アニメなんかだと特にそういう考えになりがちなんだけど、このサイトの作品群は上で書いたような「つまみ食い」で読んでいくのがいちばんの本領だと思うし、そのほうが楽しめると思う。
 型月ってくくりである程度の絞り込みはされてるとはいえ、やっぱり合う作品合わない作品というのはあるだろうし、何話か読んでみて、ちょっと気になったら買ってみようかな、って動線を引いているのは商売の方法としても良いと思う。わりと綺麗にWin-Winが成立しているというか。
 最近はいろんなコミックでいきなり期間限定&全話公開とかもあったりするけど、やっぱ読むのを急かしちゃうような方法は、例えば自分は「そんな慌てて読まなきゃいけないんだったら自分は遠慮しときます」ってなっちゃうし、デメリットもあると思う。
 一方で2~3話くらいパラパラ目を通す程度だとあんまりピンとこなかったけど、惰性でついでに読んでいたらだんだん気に入ってきた、って感想になってくる作品もある。そういう作品に出会える機会があるってのは良いことだよなぁ。というか本来それは紙の雑誌が果たしてきた役割なんだろうけどね。

 まぁこのサイトの作品全部読めってなると、それだけでもう大変すぎると思うので、自分なりのオススメ作品を挙げてみます。


Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない

ギャグマンガって抜粋するところ選ぶの難しいな。
いきなりキモの部分を抽出しちゃってもアレかなぁと思うし。

 TYPE-MOONコミックエースっていうサイトを自分が知る機会になった作品。サイトの新連載ってことで告知がツイッターで流れてきたのか、もしくは誰かがRTしてくれたのをたまたまた自分が見たのか、このマンガ読みにいって結果的に「あれ、こんなサイトあるの?結構すごくないこれ?」ってなったのでした。
 つうかTYPE-MOONコミックエースの公式ツイッターが2019年11月開始ってなってるから、たぶんサイトの開始もそのタイミングなんだろうなぁと思うんだけど、11月って普通に忙しい時期でツイッターとか自分全然見てなかった気がするし、FGO毎日やってる自分がこういうサイト知らないで過ごしちゃってるってちょっと告知も不足ぎみなんじゃないかなぁ。そこはお金使おうよって思ったりする。なんならFGOのロード画面に型月作品コミカライズの宣伝とかサイトの紹介とかやっても全然いいと思うがなぁ。礼装配布っていう方法ではやってるんだし(まぁでも関連作品とはいえロード画面で宣伝見せられるのはかえってイラッとくる人も多いかなぁ)。
 まぁともかく作品の話に戻すと、直でFGOのギャグマンガだし、始まったばっかなんで全然今から追いかけられるし、つうかギャグマンガなんでどこから読んでも良い気がするが、とりあえずなんか読んでみるかって人に素直にオススメできる作品。わりと破壊力は高い。


ロード・エルメロイII世の事件簿

 これなぁ~、すごいオススメしたい気持ちもあるんだけど、正直言うとあれなんだよね。とにかくセリフが多いところがヤケクソに多いんだよね。
 まず前提として言うと、この作品のそういうところは自分はすごい好きで、これは他の型月作品で言うと、空の境界で橙子さんが魔術について語るシーンとか、ステイナイトでも凛がそういうのを語るシーンがあるけど、なんかキャラクターの台詞っていうよりはテーブルトークRPGのワールドガイドとか読んでる気分になってきますね、っていう感覚というか、いやまぁ自分はそういうところすげぇ好きなんだけど、そういう部分、そういう雰囲気を真正直に継承しようとしてる作品って存外無かったりする。単純に難しいってのももちろんあるだろうけど。
 ただまぁこういう要素って正直、人をかなり選ぶというか、FGOってそういう部分を薄めてむしろ上手くいってる面もあるかなぁと思うし、とくに頭に入れておかなくてもストーリーを追うのには問題ない「雰囲気重視の小難しい話」って嫌な人はとにかく嫌だろうなぁと思う。この作品、そういうところ多いし、それがいいんだよ!って気持ちも自分はあるんだが。
 一方で、FGOにもライネスとかグレイとか実装されてるけど、正直言うとコラボイベント以降、さほど出番はなかったりする(幕間で登場したりとかはしてるが)。正直、ライネスやグレイが出てくると同じくらい「事件簿の雰囲気」というか、狭いけど作り込んであるなって雰囲気を求めちゃうところもあるんだけど、これがFGOの、ハッタリでもなんでもとにかくスケールがでかい話、というのとちょっと噛み合わないかな、っていう気もする。正直ライネスやグレイをFGOで活躍させるのって難しいと思うなぁ。
 一方でまぁ、やっぱりFGOで孔明を人権鯖としてだけ使うってよりは、やっぱりエルメロイII世ってキャラを好きになって使うほうが絶対楽しいよねっていう思いはある。
 まぁいろんな思いはあるんだけど、エルメロイII世をキャラとして好きになってほしいというのと、ライネスとグレイもFGOに出張してくれてはいるけど、このふたりのストーリーを楽しみたいならやっぱストレートに「事件簿」を読むのがいいのかなって思う。
 とにかく絵がすごい良いしね。アニメも良かったけどこのコミカライズも、絵を楽しみましょうって作品として、すごい良いなって思う。


フェイト/エクストラ CCC FoxTail

 こっちは本来コラボのはずなのに結構FGOにも出番が多いエクストラCCCのほうの話。ゲームの内容をコミカライズっていうよりは、ゲームとは違う展開のIfストーリーって位置づけみたいだけど(いやすまん自分もCCCやってないんで正確にはわからない)とにかくFGOでも馴染みの顔が多い、ノリも近くて自然に楽しめるって意味で素直にオススメできる。
 エクストラの世界観ってかなり特殊でFGOとは全然違うことを頭に入れておかないと戸惑う部分もけっこうある気がするんだけど、それを考えると逆にCCCのキャラクターがわりかし自然にFGOに馴染んじゃってるってのはなんかあらためて不思議な気がする。
 わりと主人公がキャラクター性が薄めのわりには急に思い出したようにカッコイイこと言い出すあたりにちょっと奇妙な感覚を覚えるときもあるけど、まぁそれ言うとFGOのぐだも同じかもなぁ。すくなくとも主人公のキャラの薄さは意図的にそうしてる感じはあるし、そこはまぁなんとなく受け入れてしまったほうが早い気はする。
 ただまぁこのキャラの薄さ的に岸波白野(ザビ)ってキャラクターが、例えばジーク君とか式みたいな感じにサーヴァントとしてFGOにやってくることはちょっと望み薄かな、という気はしてくる。個人的にはザビもFGOに来てくれたほうがメルトやリップの立ち位置みたいなのも定まって、そのほうがすっきりするかなって気持ちも自分はあるんだけどね。


 とりあえず3作オススメ挙げてみたけど、それぞれ方向性が全然違う作品が並んでてすごいよねぇ。型月って縛りだけでも「こういう感じの話です」ってのが同じように並んでるわけじゃなくて、本当にバラエティに富んでて、キャラや世界観を同じくしているってのがむしろ不思議に思えてくる。
 ただまぁ最後に言っておきたいのは、こういうFGOから見ると外部のコミカライズや、アニメもそうなんだけど、あんまり「義務」って思って追わないほうがいいと思う。
 実は自分は結構長いこと、そこで悩んでて、FGOが気になりだした頃に、やりたいなぁという気持ちはあってツイッターで発言したりしてたんだけど「でも自分はアポクリファもEXTRA系も履修してないしなぁ」っていうのが引け目になってて、足踏みしてる時期がけっこう長かった。実のところ、そう思ってた頃はアポクリファなんかはアニメ化前だったし結果的には気にするだけ無駄ではあったんけど、まぁFGOに実装されてるサーヴァントってやっぱり序盤ほどステイナイト、アポクリファ、EXTRAのサーヴァントで構成されてるっていうのはある。
 後押しになったのは、自分なんかより全然若い人なんかがそういう型月の原作未履修でも全然関係なく入ってきて盛り上げていってるから「あ、型月作品の履修漏れがあってもいいんだ。そういうの気にしない若い人が今はたくさんいるんだ」っていうので、やっと自分も安心してFGOに触れるようになったっていうのはある。というか、自分もFGOをやりだして、プレイしながらそういう雰囲気に後押しされたというか。
 だからまぁ、エルメロイII世をキャラとして好きになってほしいから事件簿読んほしい、って気持ちはそれはそれであるんだけど、単純に追いきれないから外部のコミカライズとかアニメとかは触ってないです、ってスタンツの人に妙なマウントを取るようなことは、すくなくとも自分はしたくないという気持ちも本当にある。そういう人たちのつくる雰囲気に押してもらえたから自分もFGOを続けられたんだろうな、ってのが間違いなくあるからね。

(今回はさすがにamazonへのリンクはやめときます。紹介してる大本のサイトが「気に入ったら買ってね」ってamazonとかに導線引くのが目的のサイトなんで)

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